サブスクって苦手かもしれない
ディズニープラスに加入しているのですが、「いつでも見られる(配信終了しない限り)」と思ってしまうと作品視聴をためてしまう、ということに最近ようやく気づきました。返却期限のあるDVDレンタルはこうはならなかった。
結果、視聴待ちリストが膨大な量になってしまっている現在。
この状況を脱却するためには、「何かしら視聴のきっかけを無理やり生み出す」ことが必要なのではないかと考えていたところ、タイミング良くやってきたきっかけ。それは悲しいニュースでもありました。
TDL バズ・ライトイヤーのアストロブラスター クローズへ
突然すぎるお知らせ。アストロブラスターのイベントが開催されるくらいには人気アトラクションであると認識していたので、発表からクローズまでのスピード感が一番の驚きでした。
私にとって、たくさんお世話になった大好きなアトラクションの一つなのでこのニュースを知った時は衝撃を覚えました。が、同時に、最新技術を取り入れオープンするであろう後継アトラクションにワクワクする気持ちもあります。
ようやく、映画『バズ・ライトイヤー』を見る
冒頭の話に戻ります。
アストロブラスターのクローズを知った私は、「これは、クローズ前に『バズ・ライトイヤー』を見ておくべきなのでは!?」と考えます。
アストロブラスターは、「トイ・ストーリーのアトラクション」というよりも「(宇宙野郎)バズ・ライトイヤーのアトラクション」という表現の方が正しいでしょう。
「子どもに大人気、おもちゃも大量生産・販売されている『スペース・レンジャーのバズライトイヤー』というキャラクター」に焦点が当てられています。
(この点がこのアトラクションならではの面白さの一つだと私は思ってました。)
そして、この「(宇宙野郎)バズ・ライトイヤー」が「子どもに大人気」になった理由が、映画『バズ・ライトイヤー』であるとされています。『トイ・ストーリー』にてウッディやバズの持ち主として登場したアンディも当時、この映画が大好きで、バズのおもちゃを買ってもらった、ということらしいです。
2022年に公開された本作、かなり寝かせましたが、クローズに後押しされてようやく見ることができました。
【感想】ソックスとザーグが愛おしい
※以下、ネタバレが含まれます。
思っていた以上に、ネコロボットのソックスが愛おしかったです。手触りの想像がつく生地感の表現や愛くるしい動きはもちろん、淡々と事をこなし、物語を動かすナイスサポートを連発する姿。
この感覚、どこかで覚えが、、、と記憶を探ったところ、わかりました。これは、『アラジン』の「魔法の絨毯」さんを見ている時の気持ちに似ています。
愛らしく、有能だけれどどこかユーモアがある。ずっと絨毯さんを密かにプッシュしている私が、ソックスにも惹かれたことに納得しました。
もう一人、私が注目したキャラクターが、アストロブラスターにも登場するヴィラン「ザーグ」です。バズのルーツを探るつもりで見ましたが、見終えた今となっては、ザーグのルーツを知れたことに満足感があります。
『トイ・ストーリー2』でもどこかお茶目に描かれるザーグですが、本作で彼の人間らしいバックグラウンドをさらに知ることができ、あの無機質なロボットの見た目とのギャップに愛おしい気持ちが芽生えました。
明言は避けますが、『トイ・ストーリー2』で『スター・ウォーズ』をオマージュした「あの名言」の理由(?)も明らかになって満足です。
ディズニー・ピクサー映画お馴染みの、小ネタを一つ見つけられたのでどうしても自慢したいです。
『トイ・ストーリー』の短編作品、『ニセものバズがやって来た』の舞台である「チキンパレス」(Poultry Palace)のロゴを発見しました。『トイ・ストーリー』つながりに感動。
と思って事実確認のためにもう一度見に行ったら、同じシーンに、『バズ・ライトイヤー』の次回作となった『マイ・エレメント』の主人公、ウェイドが隠れているのも発見しました。
すごいカットだなあ、と一時停止した画面をまじまじと眺めてしまいました。
さらば、スペース・レンジャー。さらば、ザーグ。
鑑賞後、気づきます。アストロブラスターがクローズする、ということは、動き喋るザーグを東京で見ることが難しくなる、ということだと。
バズやリトルグリーンメンはシーのトイ・ストーリーマニアにもいますが、動くザーグはアストロブラスターだけのはずです。
ザーグというキャラクターに深みが生まれた今、クローズまでの期間、その雄姿をきちんと目に焼き付けようと決意を固めました。
クローズ前に見られて良かった。